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俺のチンポはとにかくデカい。『太い、長い、入らない』と三拍子揃ってる。つまり、デカすぎて使い物にならないってことだ。この国は小さい。俺には小さすぎる。世界の猛者を相手にしたい──そんな事を考えながら、海外の動画サイトを閲覧しつつ、遠い異国の拡張野郎に思いを馳せる日々を送っている。

就職活動中なのだが遂に50社目のお祈りを食らってしまった。原因ははっきりしている。決まって重役面接で欲情してしまい、事に及んでしまうからだ。だが、理不尽ではないか。狭い密室で貫禄あるスーツ姿の中熟年と相対し、至近距離で加齢臭を嗅がされ続ける。どうやって自制心を働かせろというのだ。

自動車で肛門に進入されたい衝動が起きた。そこで道路標識を尻に貼り付け、直腸を道路に偽装して自動車を誘い込む作戦に出た。『道路工事中』『二方向交通』『幅員減少』仕上げにローションを塗って『すべりやすい』を添付し、準備完了だ。車道の真ん中で四つん這いになった。私は、”道”になるのだ。

ジムのシャワー室でチンポをしごいていると、突然、規格外の超ド級ビルダーマッチョが俺の肛門に腕を突っ込んできた。俺はそのまま上腕二頭筋の力で持ち上げられ、ダンベル代わりにされちまった。たまらずトコロテン晒す俺。「いい運動になったぜ」奴は俺を降ろすと爽やかな笑顔を見せて去っていった。

女装して市役所に行き、生活保護の申請をした。手続きの途中、私はおもむろにスカートをたくし上げて肛門を開帳。周囲の注目を集める中、腸内に仕込んでいた時価2000万円相当の金の延べ棒を排出した。「こいつ!所得を隠してやがった!」「不正受給だ!」市民に暴行された私は感極まって射精した。

人妻にスリッパでペニスを殴打されて絶頂を迎えたい。要は私自身をゴキブリのように扱って欲しいのだ。私がベッドの下から全裸で這い出し、エクソシストさながらのスパイダーウォークで接近しながら黒光りする怒張を振り回すので、全力で滅多打ちにして頂きたい。白色の体液を出して力無く息絶えたい。

ブラウン企業に勤めているんだが俺はもう限界だ。毎日全社員が朝一の大便を容器に入れて持参し、朝礼で一斉に蓋を開け放つし、会議では資料の四隅に資料作成者の排泄物がクレジットされる。飲み会は決まってココイチでカレーを肴にスカトロ談義。しかも強制参加だ。五月病の前に鬱病を発症してしまう…

毎年5月5日午後5時に”股間の鯉のぼり”を掲揚している。陰茎に装飾を施し、屋根の上で棚引かせるのだ。一昨年は大きな真鯉(勃起時)を、昨年は小さな緋鯉(平常時)を泳がせた。今年は吹流しに挑戦する予定である。先端に切込みが入っている、あの吹流しだ。「時間だな」私は静かに包丁を取った。
